似顔絵師黒木の隣の現場探訪 creators file #01「おかさとみ」

「お名前入りポエム」というジャンルをご存知でしょうか?

名前の字を使って詩にするというものですが、これがプレゼント商品として大変人気です。しかも、似顔絵にそのお名前入りポエムを入れることによって感動的な絵を演出する「名前入りポエム似顔絵」というジャンルがあります。

オレンジスマイルでも販売している名前入りポエム似顔絵ですが、そのジャンルにおいて大変人気なのが、カリスマ似顔絵ポエマーとして活躍している、「作家おかさとみ」。

贈られて号泣する人が続出しているという彼女の似顔絵について、同じ似顔絵画家の黒木がその秘密に迫りました!

沢山の画材も上手に整理整頓されているおかさんのデスク。女子力が高い!

黒木: おかさんと僕と会ったのがもう2012年だから、もう6年ですか...普段そんなに会わないですけど、結構長い付き合いになりましたね。いつ頃から似顔絵始めたんでしたっけ?そもそもなんで似顔絵画家になったんですか?

おか: 2008年にデビューしたのでキャリアは10年です。幼い頃から人の顔を描くのが好きで、中学生の頃は先生の似顔絵を描 いたり、月刊Myojoに芸能人の似顔絵を投稿し、掲載されたりしていました。専門学校の時に似顔絵の会社があることを知り、やってみたいと思い入社しました。あと、子供の頃に似顔絵を描いてもらった事があり、感動したので、自分もこんな風に描けたらいいなと思いました。

黒木: じゃあ似顔絵歴で言ったら実質15年以上というわけですね。すごいですね。似顔絵を描くために生まれてきたみたいですね!!

おか: いえいえ...まだまだです(笑)

おかさんは大の猫好き!ご自宅でももふもふの2匹の猫ちゃんが我がもの顔でくつろいでいます。12歳のころ、雑誌の似顔絵コーナーに掲載された「広末涼子」さんの似顔絵!この頃からよく特徴を掴んでいますね

黒木: 似顔絵の仕事の初期の活動はどんな感じだったんでしょうか?

おか: 最初は大手似顔絵会社に就職して、研修期間で指導して いただきました。絵に関しては線の引き方から始まり、帰宅後や休日も毎日何枚も練習しました。 主に模写*の練習や、作品作りです。大変でしたが頑張って上達していくのが楽しかったです。 接客やビジネスマナーも教えていただけて、とてもいい経験になりました。感謝しています。
*「模写」:他の誰かが描いた絵をそっくりそのまま真似て描き写すこと

黒木: おかさんの似顔絵のアピールポイントってなんでしょうか?

おか: 特徴をとらえつつ可愛らしさもある、お客様に喜んでいただける絵を目指していますね。似顔絵なので似せることはもちろん、お客様の魅力をよりいっそう引き出すことを意識しています。お客様のご要望や用途に合わせて、可愛く描いたり面白く描いたりしています。お客様に喜んでいただけるこを1番に考えて、1枚1枚心を込めて描いています。

黒木: 確かに、おかさんの似顔絵はちゃんと似てる...と言うか、一緒に現場に入っていた時期なんかむしろ、すごく勉強させてもらいましたからね。やっぱ上手いなぁーって。可愛いだけで似てない絵を描く画家多いですからね。

おか: 黒木さんの絵もすごい勉強になりましたよ(笑)

黒木: え、そうですか?ありがとうございます。

「イベントやショッピングモールなどで描く対面似顔絵はお客さんの反応がダイレクトに伝わるので嬉しい」とおかさん。

黒木: おかさんの得意技と言うか、技術面で自信があることって何ですか?

おか: コピックできれいな線をひけるよう、心がけています。水彩 やパステルで、暖かく柔らかい雰囲気の絵をお描きしています。 *「コピック」マーカーの様なペン。似顔絵画家だと主線に使っている人が多い

黒木: 結構色んな画材使っているんですね。コピックの線は本当に綺麗ですよね。さすがとしか言いようがないです。

おか: 黒木さんほどじゃないですよ。黒木さんの絵は何を使って描いているのかすらわかんないですからね。

黒木: 確かに絵柄を2種類でやっている僕の方が色々画材駆使していますね。でも色々使えばいいわけじゃないですからね(笑)岡さんは効率の良さも含めて、画材を本当に上手く使っていると思います。水彩絵の具の塗りも絶妙ですからね。

おか: ありがたいお言葉。恐縮です!

黒木: 受注の多い似顔絵シーンとかってあります?

おか: お名前入りポエムも添えた、長寿お祝いのご依頼が一番多いですね。次にお誕生日、ウェルカムボード、記念日等のが多いかなという感じです。

日本習字師範免許を取得しているほど達筆でポエムや感謝状も人気。

黒木: 名前入りポエム似顔絵について詳しく聞きたいのですが、作る時ってどんなお気持ちなんでしょうか?

おか: お客様の伝えたい想いをヒヤリングしてから作り始めるのですが、お客様の立場に立って、すごく考えをめぐらしながら書いてますね。たまに自分でも泣いてしまうときあります。

黒木: そこまで!?ポエムを書く際はかなり入れ込んでいるんですね。どれぐらい考えるのに時間がかかるもんなんですか?

おか: 感情移入しやすいんですよね。ご依頼の内容によっては、1時間以上悩む時もあります。お客様の伝えたい想いをしっかり込めて書きたいので、納得がいくまで考えます。

黒木: 岡さんのポエム似顔絵で泣く人がいるって本当ですか?

おか: メールでそういう感想をもらうことありますね。自分でも驚いています。そういう感想をもらうと感激して、私まで泣いてしまう時があります。ありがたいです。

黒木: 僕もたまにやりますが、ポエムって考えるの本当に難しいんですよね。

おか: 私も脳みそフル稼働しています(笑)言葉についてはだいぶ研究しましたね。もともと書道を11年間習っていたんですけど、実際に絵に書く際にそれが役立っていますね。名前入りポエムを書く様になってから、また書道のレッスンを始めました。

黒木: え!?また書道を習い始めたんですか!!?字は充分上手なのにそこまでやるんですか?

おか: もともと字を書くのも好きなんですよね。毛筆で八段位までいって師範免許も取得したのですが、ポエムの場合は小筆の 勉強をしたほうが良いと思って「かな書道」を始めました。絵も字も常に上を目指して勉強しています。 *「かな書道」小筆を使い、繊細な線で流れるように書く、日本の伝統的な書道

黒木: 似顔絵の仕事は、どういう時やりがいを感じますか?

おか: 私の絵でお客様が笑顔になってくれた時が、何よりの喜びです!メールで感想メッセージを送っていただけるお客様もいるのですが、それがとても励みになってます。ご家族やカップルの絆をつなぐお手伝いができることが幸せです。

黒木: 最後に岡さんにとって、似顔絵の仕事とは?

おか: 生きがいです。自分の絵で喜んでくれる人がいるという事は本当に幸せです!日々感謝しながら、お仕事をさせていただいています。

黒木: ありがとうございました。

おかさとみ

取材をうけていただいた作家

作家 おかさとみ
似顔絵楽座竜王賞2014 総合3位
にがおえオレンジ創業当初から活躍している人気作家。彼女の描くポエム似顔絵はプレゼントすると「感動で涙した!」とお客様から多くの喜び声をいただいています。

今回の取材で、おかさとみさんの秘密に迫りましたが、意外な話がたくさん聞けました。「名前入りポエム似顔絵」は、「似顔絵」と「名前入りポエム」という2つの能力が必要です。似顔絵だけでもかなり技術のいる作業になりますが、それに加え名前入りポエムを書くということは、ポエムの内容はもちろんですが、構成や字の書き方にも気を配らなければならないため、画家にとってはとても難しい作業になります。

そんな難しい似顔絵ポエムの作業をこなすため、日々技術を磨いているおかさとみさんの話は、改めて努力家だなと感じました。お客様日々の喜びを励みに、努力を惜しまず楽しんでスキルアップしているのが伝わりとても魅力的な作家さんでした。

黒木養

この記事を書いた人
作家 黒木

研究熱心な似顔絵師。似顔絵やイラストにまつわる様々な研究を、自身のブログでも綴っている。
黒木のブログ:やすしの似顔絵研究所

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