先月は「似顔絵を上手く描くコツ」についてお話しました。コツコツ似顔絵を描いている内に「自分の作品を見てもらいたい」「お金 をもらえるプロとして活動したい」という夢が広がる方もいらっしゃるでしょう。私も実は趣味で描いていた似顔絵を仕事にしました。
ではどうしたら「趣味」の粋を超えて「プロの作家」と慣れたのでしょうか。今回は私が実践した「3つの営業活動」をお伝えします。 それぞれに成果が上がりやすくなるポイントがありますのでぜひご一考ください。
営業活動1:サンプル作品を描き貯める
私はこのような作品を描きます!というPRとして作品は多ければ多いほど効果があります。モデル選びも老若男女問わず様々な方を書き分けることにより仕事の幅も広がります。
営業活動2:SNSを活用する
作品を人に見てもらいファンを作る。これが作家としての第一歩となります。プロとして受注販売するにあたりHPを作ってもそこにお客様が来なかったら。。。そのためにも気軽に作品を発表できるSNSを活用しましょう!
営業活動3:社会人としてのマナーを学ぶ
似顔絵を受注して納品し代金をいただくという事は立派なビジネスです。ビジネスには「見積金額を定める」「メールで下絵の確認等やり取り」「営業企画書を提出する」という絵を描く以外の仕事もこなす必要がありあります。本やビジネス系のサイトなどを参照にして学びを深めるのも大切です。
これらのポイント、特別な事や難しいことでもない「当たり前」を感じるかもしれません。しかしその当たり前の事を丁寧にできることが「人気作家の秘密」なのです。
この記事を書いた似顔絵師
金井かすみ
- 2011年 似顔絵楽座・竜王賞 準優勝
- 2013年 ISCA アジア似顔絵大会出場 スタジオワーク部門 優勝
- 2014年 日本テレビ「スクール革命」
- 2014年 日本テレビ「ぐるナイ」
など数多くの受賞・メディア出演歴を持つ。
作家のイメージとはかけ離れた(?)圧倒的なマシンガントークでお客様とお話しながら描く姿は名古屋名物と言われているとかいないとか。 そんな金井が自らの経験から得た事や似顔絵制作にまつわるアレコレをマンガとイラストと共にコラムとしてお伝えします。